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中村 浩美  NAKAMURA,Hiromi G               Last updated '12.8.15

≪MY HOBBY 2011
BOOKS MY BEST 2011>
 2011年の読書歴は、購入本が102冊、贈呈いただいた本が4冊、再読した本が5冊の計111冊。そのうち贈呈本、再読本、洋書を除いたMY BESTが下記の22著作(計30冊、順番は読了した順)。前年の2010年は、『黒船前夜 ロシア・アイヌ・日本の三国志』『逝きし世の面影』『江戸という幻景』(いずれも渡辺京二)、『世紀末転換期のプラハ モダン都市の空間と文学的表象』(三谷研爾)、『ジョージ四世の夢のあと ヴィクトリア朝を準備した「芸術の庇護者」』(君塚直隆)、『建築家ムッソリーニ 独裁者が夢見たファシズムの都市』(パオロ・ニコローゾ)、フィクションでは『死者の名を読み上げよ』(イアン・ランキン)、『1Q84 BOOK3』(村上春樹)、『小暮写真館』(宮部みゆき)、『卵をめぐる祖父の戦争』(デイヴィッド・ベニオフ)、『夜は終わらない』(ジョージ・ペレケーノス)など、蒙を啓かれた秀作との出会いが多かったので、2011年の満足度は中の上程度。塩野七生さん、増田俊也さん、エルロイ、マンテル、ハミルトンの作品には大満足だったけれど、フランシスもパーカーも、遺作ゆえのランクインだったし…。
[non fiction]
『美術という見世物  油絵茶屋の時代』      木下直之          (講談社学術文庫)
『わたしの城下町  天守閣からみえる戦後の日本』 木下直之           (筑摩書房)
『紀元二千六百年  消費と観光のナショナリズム』 ケネス・ルオフ        (朝日選書)
『ウィトゲンシュタイン家の人びと  闘う家族』  アレクザンダー・ウォー    (中央公論新社)
『十字軍物語(2)(3)』             塩野七生           (新潮社)
『ワシントン・ハイツ  GHQが東京に刻んだ戦後』秋尾沙戸子           (新潮文庫)
『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』    増田俊也           (新潮社)
『琥珀の眼の兎』                 エドマンド・ドゥ・ヴァール  (早川書房)
『小澤征爾さんと、音楽について話をする』     小澤征爾×村上春樹      (新潮社)
[fiction]
『メイスン&ディクスン (上)(下)』       トマス・ピンチョン      (新潮社)
『矜 持』                    D.フランシス&F.フランシス  (早川書房)
『黄昏に眠る秋』                 ヨハン・テオリン    (ハヤカワ・ミステリ)
『夢で逢いましょう』               藤田宜永           (小学館)
『春 嵐』                    ロバート・B・パーカー    (早川書房)
『巨人たちの落日(上)(中)(下)』         ケン・フォレット (ソフトバンク文庫)
『アンダーワールドUSA (上)(下)』       ジェームズ・エルロイ     (文藝春秋)
『下町ロケット』                 池井戸 潤          (小学館)
『ファージング T U V』           ジョー・ウォルトン      (創元推理文庫)
『ウルフ・ホール (上)(下)』          ヒラリー・マンテル      (早川書房)
『特捜部Q 〜檻の中の女〜』          ユッシ・エーズラ・オールソン(ハヤカワ・ミステリ)
『二流小説家』                  デイヴィッド・ゴードン (ハヤカワ・ミステリ)
『解錠師』                    スティーヴ・ハミルトン (ハヤカワ・ミステリ)
[Recommendable Books]
『ウィトゲンシュタイン家の人びと』     『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』
                                                  『アンダーワールドUSA 』          『ウルフ・ホール』
CINEMAS MY BEST 2011
 2011年に観た映画は、劇場で71本、試写会で6本の計77本(テレビ放映、DVDは除く)。そのうちのMY BESTがこれら25本(順番は鑑賞した順)。秀作、佳作が少なくない年だったけれど、2010年は、『アバター』『ミレニアム3部作』『シャネル&ストラヴィンスキー』『インビクタス』『フローズン・リバー』『ハート・ロッカー』『ナイン』『月に囚われた男』『オーケストラ』『プレシャス』『クレージー・ハート』『闇の列車、光の旅』『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』『瞳の奥の秘密』『バーレスク』『シチリア!シチリア!』などインパクトの強い作品が目白押しだったので、前年は超えられなかった印象。邦画は『GANTZ』『プリンセストヨトミ』『アンダルシア』『はやぶさ/HAYABUSA』『ステキな金縛り』など一応は楽しめたが、ランクインはない。日本アカデミー賞の『八月の蝉』は好みじゃなかった。
『デザートフラワー』 (DESERT FLOWER) シェリー・ホーマン監督
『ソーシャル・ネットワーク』 (the social network) デヴィッド・フィンチャー監督
『人生万歳!』 (WHATEVER WORKS) ウディ・アレン監督
『ウッドストックがやってくる!』 (TAKING WOODSTOCK) アン・リー監督
『ソウル・キッチン』 (SOUL Kitchen) ファティ・アキン監督
『英国王のスピーチ』 (The King’s Speech) トム・フーパー監督
『ヒアアフター』 (HEREAFTER) クリント・イーストウッド監督
『ツーリスト』 (THE TOURIST) フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督
『ブラック・スワン』 (BLACK SWAN) ダーレン・アロノフスキー監督
『トゥルー・グリッド』 (TRUE GRIT) ジョエル&イーサン・コーエン監督
『SUPER 8 スーパーエイト』 (SUPER 8) J.J.エイブラムス監督
『ラスト・ターゲット』 (The American) アントン・コービン監督
『トランスフォーマー3 ダークサイドムーン』
(TRANSFORMERS DARK OF THE MOON) マイケル・ベイ監督
『ゴーストライター』 (GHOST WRITER) ロマン・ポランスキー監督
『アジョシ』 (THE MAN FROM NOWHERE) イ・ジョンボム監督
『ミケランジェロの暗号』 (MEIN BEATER FEIND) ウォルフガング・ムルンベルガー監督
『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(RISE OF THE PLANET THE APES) ルパート・ワイアット監督
『カウボーイ&エイリアン』 (COWBOY & ALIENS) ジョン・ファブロー監督
『ウインターズ・ボーン』 (WINTER’S BONE) デブラ・グラニック監督
『ミッション:8ミニッツ』 (SOURCE CODE) ダンカン・ジョーンズ監督
『マネーボール』 (MONEYBALL) ベネット・ミラー監督
『未来を生きる君たちへ』 (IN A BETTER WORLD) スサンネ・ビア監督
『クリスマスのその夜に』 (Home for Christmas =Hjem til Jul) ベント・ハーメル監督
『リアル・スチール』 (REAL STEEL) ショーン・レヴィ監督
『永遠の僕たち』 (Restless) ガス・ヴァン・サント監督
[Recommendable Cinemas]
 
『デザートフラワー』    『英国王のスピーチ』     『ブラック・スワン』    『ミケランジェロの暗号』

<2011年>
 WRITING BOOKS & Articles
桑田真澄・著 ポプラ社刊
『野球の神様がくれたもの』カバー
【出版プロデュース】
『野球の神様がくれたもの』(桑田真澄・著 ポプラ社 1,400円+税)
 読売ジャイアンツ、メジャーリーグのピッツバーグ・パイレーツで活躍した、桑田真澄氏の著書を出版プロデュースした。桑田氏との交遊は、彼がジャイアンツでMVPを獲得した1994年以来だから、もう17年になる。桑田氏の本のプロデユースは、これが3冊目。『試練が人を磨く 桑田真澄という生き方』(扶桑社1995年刊)、それにメジャーリーグ体験を加筆した文庫版(扶桑社文庫2007年刊)に続くのがこの1冊。アメリカでのメジャー、マイナーリーグ体験で得たもの、早稲田大学大学院での「野球道」と指導理念の研究(修士論文)、そしてこれからの野球界への提言とメッセージを、桑田氏に綴ってもらったもの。2010年夏前から準備を始め、面談を繰り返して執筆を激励し、2011年3月18日にやっと出版に至った。
【執筆】
月刊「AIRLINE」2011年3月号に執筆した「あの人が選ぶヴィンテージ」 
 新年早々、月刊『AIRLINE』(イカロス出版)誌に、こんな原稿を書いた。過去に自分が影響を受けた、あるいは最も印象的な航空図書を紹介する「あの人が選ぶヴィンテージ」というコラムだ。そこで採り上げたのが斎藤茂太著『飛行機とともに』(中公新書、1972年)。故・斎藤茂太創立会長へのオマージュを込めて、飛行機ファンにとっては記念碑的存在のこの1冊を紹介したもの。このHP上の掲載では字が細かすぎて読めない場合は、ぜひ書店でご覧下さい。月刊『AIRLINE』の3月号です。
『現代用語の基礎知識2012』(自由国民社 2,838円+税)
 5年目のジャンル別用語解説の執筆。2011年版までは「エネルギー・資源」だった項目が「エネルギー」に変更された。3.11の東日本大震災、それに伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故があったので、用語の選択、解説が難しかった。特に政府のエネルギー政策が定まらないので、項目概要「この分野を読む」の執筆に苦労した(原稿の締め切りが夏でもあり)。
『現代用語の基礎知識2012』カバー 『週刊ポスト』 北海道新聞「サンデー討論」
 『週刊ポスト』(7.22/29号)のグラビア特集「ボーイング787発進!」で、日本に到着したばかりの最新鋭旅客機ボーイング787についてのコメント掲載。重大インシデントを起した北海道エアシステム(HAC)について、北海道新聞の「サンデー討論」(7月31日)に、「HACどう立て直す」と題して日本ヒューマンファクター研究所長の桑野偕紀さんとの対論が掲載された。

★ STAGE  Lecture, Symposium
 パネルディスカッション「温暖化対策は私たちの暮らしにどう影響するのか?」(1月24日、東京、フォーラム・エネルギーを考える)に登壇、講演会「宇宙から考える 地球温暖化と私たちの暮らし」(2月24日、新潟県柏崎市、わかばの会/首都圏エネルギー懇談会)、講演会「セキュリティ&リスク・マネジメント」(3月3日、青森県六ケ所村、青森地方検察庁)で、2011年の講演・シンポジウム活動は始まった。しかし3月11日に東日本大震災が発生し、それに伴う大津波によって東京電力福島第一発電所の事故も発生、すでに予定されていた3月中旬から5月末までの講演会、イベント、シンポジウムは、すべてキャンセルされた。これらは結局復活することはなかった。こうして2012年まで続く活動の停滞が始まった。
 大震災以降の活動としては、講演会「地球環境とエネルギー」(5月16日、大阪、内外情勢調査会)、「青森県内原子力施設の安全対策 県民説明会」(7月14日、青森市、青森県庁)の司会進行、土井隆雄宇宙飛行士の講演会「宇宙飛行士からのメッセージ」(9月3日、埼玉県深谷市、深谷市役所)のトーク・コーディネーター、パネルディスカッション「これからの日本のエネルギーを考える」(11月29日、東京、フォーラム・エネルギーを考える)にパネリストとして登壇など。新規の活動として、池袋東武百貨店の東美会イベント「フランスの魅力・Salut de France!」でトークショー(9月4日)。「エール・フランスのデザインを楽しむ」と「パリのパサージュ散策」のタイトルで、午前・午後3回のトークショーを行なった。
                   トークショーで使用したパワーポイントのタイトルページ
 原子力発電所の事故に伴って、反原発・脱原子力の風潮が高まり、風評被害なども相次いだ。そこで放射線・放射能の風評被害を防止するための、NPOの活動を支援するためのイベントに、オブザーバーとして数多く出席した。また国の原子力政策をめぐって、説明会等におけるいわゆる「仕込み質問」などがクローズアップされ、過去10年ほど多くの原子力シンポジウムでコーディネーターを務めたことから、第三者委員会のインタビューなど事情聴取を受けた。マスコミの取材攻勢にも見舞われた。しかし今後国のエネルギー政策がどう動こうと、僕の電源立地地域への支援の気持ちは揺るがない。12月6日には、いわき市へ避難していた福島県楢葉町役場の災害対策本部で、楢葉町の若手職員の皆さんに対して、「マイナスをプラスに 原子力災害を逆手にとった新しい地域づくりの発想」と題して講演をおこなった。その内容は講演というより楢葉町の皆さんへのエールだった。

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