Recommended Travel Books Vol.3第3回 旅の良書 (順不同) 中国手仕事紀行奥村忍(青幻舎)生活雑貨の店主である筆者が長年続ける、少数民族たちの民具の買い付けの旅の記録。ガイドブックも無いような中国奥地の知られざる魅力が詰まった一冊。 シェルパ斉藤の遊歩見聞録斉藤政喜(小学館)国内外で30年以上さまざまな場所の「歩く旅」を続けてきた筆者の集大成ともいえる1冊。アウトドア誌の人気連載から厳選されたさまざまな旅先でのエピソードを収録。 風と双眼鏡、膝掛け毛布梨木香歩(筑摩書房)地名を手掛かりにその土地の記憶をたどる旅へ。訪れた場所に生きる人や生き物の営みに触れ、想いを綴るユニークな紀行エッセイ集。 歩く江戸の旅人たち谷釜尋徳(晃洋書房)江戸時代、庶民に愛された「お伊勢参り」。総歩行距離2000キロ以上にもおよぶ「徒歩」の旅はどのようにして可能になったのかを紐解く。 世界の児童文学をめぐる旅池田正孝(エクスナレッジ)児童文学の舞台を訪れれば、その物語の持つ意味や作者の思いが見えてくる。40年以上にわたって海外児童文学の舞台を訪れた筆者の記録をまとめた1冊。 山とあめ玉と絵具箱川原真由美(リトルモア)イラストレーターでもある筆者が10年以上にわたり親しむ山の魅力を女性ならではの視点で多数のイラストと共に綴った全31篇のエッセイ集。 もてなしとごちそう中村安希(大和書房)旅先で出会った人からもてなされる料理にはその土地ならではの味わいがある。“もてなし”という世界の深さと広さとおいしさを知る一冊。 0メートルの旅 日常を引き剥がす16の物語岡田悠(ダイヤモンド社)Webメディアで人気の70か国を訪れた会社員兼ライターによる、南極の旅から始まり、家の中でのグーグルマップを使うエアロバイクの旅までの16の物語。