History
沿革

沿革

 ・1973年9月 設立宣言完成、協会発足 会員数30名
 ・1974年6月 会報第1号発行
 ・1977年4月 会のロゴマーク決まる。
 ・1979年1月 国別グループ発足 会員数87名
 ・1983年11月 10周年記念パーティー(パレスホテル)
            「第1回日本旅行作家協会賞」を戸塚文子氏に贈る。
            永久名誉会員に松尾芭蕉、マルコ・ポーロを推薦する。
 ・1986年3月 評議員制度導入 会員数150名
 ・1987年4月 インド親善旅行(会員25名を含む46名が参加)
 ・1988年8月 事務所を港区六本木の藤島泰輔事務所に移す。
 ・1989年11月 16周年記念パーティー(ホテルオークラ)
            「第2回日本旅行作家協会賞」を兼高かおる氏に贈る。
            永久名誉会員に玄奘三蔵を推薦する。
 ・1990年11月 会報を「JTWO NEWS」の名称で復刊 会員数200名をこえる。
 ・1991年5月 部門別グループ発足
 ・1993年5月 IDカードの発行始まる。 会員数300名をこえる。
 ・1993年11月 20周年記念パーティー(京王プラザホテル)
            「第3回日本旅行作家協会賞」を宮脇俊三氏に贈る。
 ・1994年5月 「ツアー・オブ・ザ・イヤー’93」(第1回)を発表 会員数400名をこえる。
 ・1996年10月 会報を「TOURISM」の名称でリニューアルする。
 ・1998年10月 事務所を千代田区麹町の日本フォトリサーチセンター内に移す。
 ・1999年2月 25周年記念パーティー(京王プラザホテル)
            「第4回日本旅行作家協会賞」を森本哲郎氏に贈る。
 ・2000年4月 事務所を中央区銀座の明興ビル4階に移す。
 ・2000年9月 協会のホームページを開設
 ・2003年11月 30周年記念パーティー(郵船クルーズ「飛鳥」船上)
            「第5回日本旅行作家協会賞」を三浦雄一郎氏に贈る。
 ・2006年11月 斎藤茂太会長逝去
 ・2007年1月 新会長に兼高かおる副会長が就任
 ・2009年8月 一般社団法人として登録
 ・2011年5月 兼高かおる会長が退任して名誉会長に。新会長に下重暁子副会長が就任
 ・2013年11月 40周年記念パーティー(目黒雅叙園)
            「第6回日本旅行作家協会賞」を椎名誠氏に贈る。
 ・2016年7月 斎藤茂太創立会長の遺志を受け継ぎ、旅行文化と紀行文学の発展に寄与することを
          目的に「斎藤茂太賞」を設立、第1回の同賞に星野保氏の『菌世界紀行』(岩波書店)
          と、同特別賞に田中真知氏の『たまたまザイール、またコンゴ』(偕成社)を選定。
 ・2017年7月 第2回斎藤茂太賞に今尾恵介氏の『地図マニア 空想の旅』(集英社インターナショナ
          ル)、同審査員特別賞に村上大輔氏の『チベット 聖地の路地裏ー八年のラサ滞在記』
          (法藏館)を選定。
 ・2018年7月 第3回斎藤茂太賞に若林正恭氏の『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』
          (KADOKAWA)を選定。
 ・2019年1月 兼高かおる名誉会長(2代目会長)逝去

2003年

齋藤茂太会長より三浦雄一郎氏に「第5回日本旅行作家協会賞」を贈る。左は兼高かおる副会長、右は下重暁子副会長。
世界最高齢(70歳)エベレスト登頂について語る三浦雄一郎氏。2013年5月には80歳での登頂に成功し、記録を更新しました。

2013年

「第6回日本旅行作家協会賞」を椎名誠氏(中央)に贈る。椎名氏の右は下重暁子会長、左は小谷明副会長。
「思いがけない賞をいただいて…」と、受賞の弁を述べる椎名誠氏。

2016年

第1回斎藤茂太賞受賞作の『菌世界紀行』
(左)と同特別賞の『たまたまザイール、
またコンゴ』(右)
詳細はこちら

2016年7月28日、目黒雅叙園で開かれた授賞式のもよう

2017年

第2回斎藤茂太賞受賞作の『地図マニア
空想の旅』(左)と同審査員特別賞の
『チベット 聖地の路地裏』(右)
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2016年7月28日、目黒雅叙園で開かれた授賞式のもよう

2018年

第3回斎藤茂太賞受賞作の
『表参道のセレブ犬とカバ
ーニャ要塞の野良犬』
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2018年7月26日の授賞式で受賞者の若林氏を囲む協会の美女軍団

設立宣言

 われわれはいま、空前の旅行時代に突入したことを知る。内外に行き交う旅行者の群れは、まさにホモ・モビリスの到来を告げ知らせている。しかし、現状をつぶさに観察するとき、われらは旅がいたずらに商業主義に毒され、劣悪低級な情報に荒らされ、文化としての旅が忘却され、平和と国際文化交流へのパスポートとしての旅が、かえって国際不信や誤解の種になり、偏見と憎悪をあおっている現状であるのを憂う。とくに、その歴史において、鎖国と孤立の時代を長く経験したわが国民は、ごく近年に至って、ようやく国際社会へ自由に参加できるようになったものの、未だその日浅く、孤立中培った文化、伝統、風俗、慣習の特殊性また根深く、容易に国際社会と馴染み得ず、多くの緊張と問題を残しつつ、今日に至っている。われわれはこのような中で、旅を何よりもまず文化としてとらえ、旅を通して生で歴史の意味を問い、政治、思想、宗教などにとらわれぬ姿勢と活動の中に、健全中正な国際理解と文化交流に資することを願う作家集団である。しかも、増大する旅行人口に比して、旅行作家がこの国において占める地位は、まことに小さく、かつ貧しい。われらは文化人としての自覚も新たに、旅という現代の文化現象を正しく捉えるペンマンシップを確立し、その地位を強固にし、もってわが国の旅行動態の向上、日本の対外イメージの改善、外国の旅行作家団体及び個人との交流などを計り、旅を通して広汎な国際文化活動を展開せんとするものである。

1973年9月13日