Shin Ashihara
ジャーナリスト、紀行作家
1946年三重県生まれ、名古屋育ち。本籍京都府。1970年、北大文学部卒業。卒業後、フリーライター、週刊誌の取材記者に。1972年、「旅と鉄道」誌創刊期デスクとして、鉄道ジャーナル社に入社。1976年、フリーランスとして独立。1978年、東京都渋谷区に企画創作集団「グループ・ルパン」を創立。1982年、東京都港区に株式会社ルパンを設立。代表取締役社長に就任。2007年、株式会社天夢人Temjinを設立、代表取締役社長に就任。同社会長、相談役を経て2019年に退職、以後は文筆活動に専念する。
所属団体は日本旅行作家協会(専務理事)、日本ペンクラブ会員、日本文藝家協会会員。
[自宅]〒154-0021 東京都世田谷区豪徳寺2-25-5 TEL&FAX:03(3426)8313
[アトリエ](株)芦原伸事務所
〒249-0002 神奈川県逗子市山の根3-11-21
TEL:090-7206-2383 E-mail:ashihara415@gmail.com
URL:https://ashiharashin.com/(芦原伸公式サイト)
TV出演
• 「にっぽんの廃線100」(2020年5月6日、NHK総合)
• Japon, Train de Vie(「日本、ライフトレイン」)(2019年4月19日、スイス国営放送)
• 「青春18きっぷの旅」(2018年8月26日、スタイルプラス、東海TV)
• 「関口知宏のJR全線乗りつくし」(2017年10月3日、NHKBS、プレミアムカフェ)
• 「草野仁の極上!旅のススメ」(2016年12月11日、テレビ朝日)
• 武田鉄矢の「昭和は輝いていた(西部劇)」(2015年11月18日)
講演
• 「西部劇から学ぶアメリカン魂」(2019年9月7日、湘南藤沢・朝日ホール)
• 「世界の旅、異文化との出会い」(2019年2月16日、富士宮ARATA画廊)
• 「小泉八雲、旅に暮らす」(2018年11月17日、鎌倉生活文化ホール)
• 「鉄道旅行の愉しみ」(2018年3月17日、石川県野々市、野々市駅開業50周年イベント)
• 「“旅と鉄道”の再生と復活」(2017年6月11日、東京都立多摩図書館ホール)
• 「絶景鉄道の旅」(2016年11月16日、クラブツーリズム/アイランドタワーホール)
ラジオ放送&イベント
・「鉄旅・オブ・ザ・イヤー」の選考委員長を務める。(2020年2月5日、大宮鉄道博物館ホール)
・植松公和のアカシックラジオ「西部の民俗学」(2019年11月8日)
・芦原伸の連続講座「大人の森羅万象学入門」(2018年4月より5回。ゲストはあんまくどなるど氏、中村征夫氏、東雅夫氏など。(京橋エドグラン、オフィスラウンジ)
・川本三郎著「あの映画に、この鉄道」発刊記念トークイベントにゲスト出演する。(2018年10月10日、書泉グランデ)
・「旅と鉄道」復刊5周年、「呑み鉄、ひとり旅」発刊記念トークショー 芦原伸VS木村裕子(2016年10月6日、書泉ブックタワー)
・弘兼憲史の「ドコモ団塊倶楽部」(文化放送、2015年10月9日
著作案内/ジャンル別、主な著作
1 ノンフィクション
北の星たち
新渡戸稲造、内村鑑三、有島武郎
■白水社
■並製 256p
■初版 2024年9月
■定価 3000円+税
札幌農学校で青春の日々をおくり、初代教頭クラークの大志を受け継ぎ、晩年をともに軽井沢で過ごした「北大三傑」の人生を、運命の糸を紡ぐがごとく鮮やかに描く。
椎名誠氏激賞!
「ノンフィクションの王道です。感動しました!」
旅は終わらない
■毎日新聞出版
■上製 376p
■初版 2022年2月
■定価 1900円+税
あてもなく無銭旅行を繰り返した若かりしころから、雑誌社に飛び込み、取材記者を目指し、出版社を立ち上げるまで。さらに、雑誌「旅と鉄道」の編集長を務め、鉄道ブームを牽引してきた著者が描く、「旅に生き、旅を書く」とは?
ラストカムイ
~砂澤ビッキの木彫
■白水社
■上製 256p
■初版 2019年12月
■定価 2800円+税
砂澤ビッキの血脈のなかには濃い縄文の血が流れていた。北海道の針広混合樹の豊かな森がビッキの魂を揺さぶり、その巧みな芸術で民族の血をよみがえらせた。ビッキは古層の神々に導かれ、神々の声をきいたのだ。(あとがきより)
巨人・砂澤ビッキの評伝と、アイヌ民族誌、そして著者の旅行の記録が見事に融合している。彫刻を施されて立つ太い柱に、強い風が吹きつける。(池澤夏樹)
森の教え、海の教え
~辺境の旅から
■天夢人
■並製 336p
■初版 2018年12月
■定価 1700円+税
果たして文明は人類を幸福にしたのか…。森羅万象に神々は宿り、今も私たちにメッセージを送り続けている。ただ私たちはそれに気づいていないだけなのだ。森と海をめぐる辺境の旅がすべてを教えてくれるだろう。(本文より)
かつて“戦場”で修羅場を生きてきた。歳月を経て、辺境の旅を志し、そこに自分ひとりの王国を見つけた。王と家来を一身にかねたこの旅びとは、勝者よりも敗者に惹かれ、滅ぼされた者たちへの、誇り高い挽歌を綴った。(池内紀:ドイツ文学者・エッセイスト)
第40回交通図書賞受賞作品
被災鉄道
~復興への道
■講談社
■上製 304p
■初版 2014年7月
■定価 2300円+税
あのとき、東北地方の太平洋沿岸路線を走行中の列車は31本。乗客と乗務員は推定で約1800人。被害は駅の流失24、線路の破壊70ヵ所66キロ、橋梁の崩落119ヵ所。にもかかわらず、乗客・乗務員の死傷者はゼロだった……。
この奇跡を、
静かな誇りとともに
語り継ぎたい
赤坂憲雄氏(学習院大学教授)
2 評伝
新にっぽん奥地紀行
~イザベラ・バードを鉄道でゆく
■天夢人
■並製 318p
■初版 2018年7月
■定価 1600円+税
明治日本の最果てを歩いた英国淑女の足跡を追う…。レールの響きを耳にしながら、はるか明治の旅をしのぶ。イザベラ・バードの辺境の旅を現代の紀行作家が追いかけた。そこには激動の時代に生きた日本人の清く、尊い魂が見え隠れする。(下重暁子・作家)
第10回開高健ノンフィクション賞最終候補作品へるん先生の汽車旅行
~小泉八雲と不思議の国・日本
■集英社
■文庫 286p
■初版 2017年3月
■定価 600円+税
小泉八雲は「元祖バックパッカー」だった。ラフカディオ・ハーンの人生と鉄道旅を重ね合わせた、まったく新しい紀行文学が誕生した。[解説]・「旅のお手本」(池内紀)
鉄道おくのほそ道紀行
~松尾芭蕉をたどる俳句旅
■講談社
■上製 312p
■初版 2009年6月
■定価 1800円+税
2008年、半年間にわたり、おくのほそ道に通った。芭蕉旅立ちの5月16日(旧暦3月27日)、その翌日から松尾芭蕉の足跡を追って、9月下旬まで都合10回の芭蕉詣でだった。ただし、鉄道を使ってである。芭蕉は死出の覚悟で江戸を出て、草鞋履きの旅だったが、こちらは時に”青春18きっぷ“を使っての気ままな旅である。(まえがきより)
3 鉄道紀行
草軽電鉄物語
~高原の記憶から
■信濃毎日新聞社
■並製 278p
■初版 2023年7月
■定価 1800円+税
軽井沢から浅間山麓を越え名湯・草津温泉に至る“夢の鉄路”の痕跡をつぶさに辿り、人々の忘れ得ぬ思い出と、その鉄道の歩みを描く。
北海道廃線紀行
~草原の記憶をたどって
■筑摩書房
■並製 304p
■初版 2022年5月
■定価 1700円+税
最盛期4100kmにのぼった北海道の鉄道の約4割が消滅した。そこでは何が失われ、何が残ったのか。廃線跡を丹念に取材した著者は開拓使、屯田兵、炭坑、ニシン漁、馬産、砂金などの歴史エピソードを渉猟し、新しい「鉄道民俗学」を試みた。
わがラストラン、北海道
~追憶の鉄道紀行
■天夢人
■並製 328p
■初版 2020年12月
■定価 1800円+税
「北海道鉄道140年」記念出版
あたたかくて、少しせつない鉄道紀行。読みながら、なつかしい北の鉄路の風景が、心の中によみがえりました。(梯久美子・作家)
鉄道ひとり旅
~郷愁の昭和鉄道紀行
■講談社
■上製 364p
■初版 2008年10月
■定価 1900円+税
鉄道旅の懐かしい記憶と貴重な記録が一冊に! 蒸気機関車C62の雄姿、廃線跡、絶景路線、名物列車などの完全乗車記
吞み鉄、ひとり旅
~乗り鉄の王様がゆく
■東京新聞
■並製 302p
■初版 2016年9月
■定価 1500円+税
鉄路をいく車輪の音を耳に、ゆらゆらと酔っていく。酒と流れる風景、男の旅。(椎名誠・作家)
さらば、ブルートレイン!
■講談社
■上製 332p
■初版 2008年7月
■定価 1800円+税
“走るホテル”と呼ばれた寝台特急のホイッスルが鳴り響く。「銀河」「あかつき」「富士」「はやぶさ」などブルートレインの全行程乗車記。昭和を駆け抜けたブルトレ全32列車の貴重な記録。
60歳からの青春18きっぷ
■新潮社
■新書
■初版 2009年11月
■定価 680円+税
青春時代を思い出して、もう一度、どん行列車の旅はいかがだろうか? 列車指定席や宿の予約はとらず、ぶらりと気ままな各駅停車の旅に出る。そうした時に頼りになるのが「青春18きっぷ」だ。鉄道の乗り継ぎもよし、途中下車して地元のそばを食べ、ひなびた温泉に浸かり、街道の宿場町に宿をとるのも自由自在。穏やかで、緩やかな旅こそ、大人の旅におすすめだ。
どんこうにっぽん縦断
(東日本編、西日本編)
~日本の津々浦々をローカル線でたどる
■枻出版
■並製 208p
■初版 2011年1月
■定価 各933円+税
あの車窓、この駅、その宿……。
ページをめくりながら、忘れがたい里の味、ローカル線の旅で出会った人々を次々と思い出した。(種村直樹・レイルウェイライター)
ぶらり鉄道、街道散歩
■KKベストセラーズ
■新書 236p
■初版 2010年11月
■定価 819円+税
さあ出かけよう、芭蕉の歩いた、あの町へーー。
本書は歴史街道をひとつずつ丁寧に訪ね歩き、そこに息づく歴史の魅力、鉄道旅行の愉しさを綴ったものである。移りゆく車窓の風景が、土地の秘めたる歴史を語りかけてくれるだろう。青春時代を思い出して、もう一度、どん行列車の旅はいかがだろうか? 列車指定席や宿の予約はとらず、ぶらりと気ままな各駅停車の旅に出る。そうした時に頼りになるのが「青春18きっぷ」だ。鉄道の乗り継ぎもよし、途中下車して地元のそばを食べ、ひなびた温泉に浸かり、街道の宿場町に宿をとるのも自由自在。穏やかで、緩やかな旅こそ、大人の旅におすすめだ。
4 地球の旅
辺境、風の旅人
■産業編集センター
■新書 320p
■初版 2024年8月
■定価 1500円+税
過ぎゆく日々の中で去来するさまざまな旅の記憶。なかでも深く心に刻まれたケニア、モロッコ、シベリア、アメリカ西部など。辺境の旅は私の人生をも変えてくれた。
世界食味紀行
~美味、珍味から民族料理まで
■平凡社
■新書 238p
■初版 2022年12月
■定価 880円+税
食こそ隣人を知る一歩。料理を味わうことで、その土地の歴史や文化がみえてくる。
シルクロード鉄道見聞録
■講談社
■並製 336p
■初版 2010年10月
■定価 1800円+税
ヴァチカンから奈良まで全踏破。前人未踏の20000キロ、レール紀行。ヨーロッパ、中東、中央アジア、中国、朝鮮半島、そして日本へ。多民族、多宗教、多文化をめぐる「究極の鉄旅」の大記録。
ロシア、一九九一、夏
~あの時、青年は荒野をめざした
■角川学芸出版
■上製 254p
■初版 2009年2月
■1800円+税
激動の昭和を、今、振り返る。渾身のドキュメンタリー小説。70年安保、学園闘争のトラウマを抱え、旅立ったロシアに青年ははたして何を見たか?
特別寄稿 立松和平「鎮魂の思いを底に秘めて」
アフリカへ行きたい
~黄金大陸を旅した、珠玉のアフリカ紀行
■街と暮らし社
■上製 254p
■初版 2000年11月
■1800円+税
「アフリカに凝っていてね」――。数人で旅をするたびに芦原さんが言った。うかつに入り込めぬ熱い濃密な思いが感じられ、嫉妬と羨望を禁じえなかった。それが少年時代に読んだ「少年王者」の夢の結実であり「黄金のイギリス文化が薄暮れのように漂っている国」への憧れであったと知って、納得した。私もこの本を片手にもう一度ケニアやタンザニアを旅したい、と思った。(下重暁子・作家/エッセイスト)
5 にっぽんの旅
朝日新聞「旅」欄に連載
ぶらり、男はひとり旅
■二見書房
■新書版 300p
■初版 1988年6月
■定価 780円+税
そこには、赤銅色の肌をした漁師たちが集まる魚市場があり、旅籠とでも呼びたい木賃宿があり、旬の味を揃える赤提灯の魚菜の店があり……
栗山村物語
■駿台曜曜社
■並製 206p
■初版 1999年10月
■定価 1300円+税
「平家落人伝説」が伝わる鬼怒川源流の村は都会から遠く離れて、隔絶されている。それゆえに村の伝統的な暮らしが頑固に、奇跡的に残っている。それは現代日本人がすでに忘れ、忙しさのなかに置いてきた心のゆとりであり、人間への温かさである。(まえがきより)
旅はひとり旅
■朝日新聞社
■ブックレット 64p
■初版 1986年5月
■定価 280円+税
むかし町の旅情、伝説の村、離れ島など、ちょっとこだわる人のための旅案内。朝日新聞木曜夕刊「旅」欄の人気シリーズをまとめる。
6 アウトドア
地球鱒釣り紀行
■新潮社
■上製 256p
■初版 1997年5月
■定価 1800円+税
リールが鳴り、ラインが飛んだ! 世界の鱒たちの強烈なファイトを活写した、ファン垂涎のエッセイ!
ベテランの紀行作家であり、ぼくの古い友人のひとりでもある芦原伸氏が“釣り”という男の美学に耽溺していることは以前から仄聞していたが、十数年のあいだ辺境の水辺に鱒を追い人間に出会い、これほどまでの深く厚い体験を積み重ねていたとは知らなかった。同好の諸氏にとっては貴重な情報が満載されていることは言うまでもないが、釣りを知らぬ私のような者も、静謐で神秘的な世界に無限の想像を誘われる。(玉村豊男・エッセイスト)
渓流紀行 釣りと温泉
■東洋経済新報社
■上製 286p
■初版 1997年3月
■定価 1600円+税
誰にも教えたくない! とっておきの渓流釣り旅フライフィッシングの名ポイントと秘湯を一挙に公開。読むだけでも楽しめる珠玉の釣行記。
はじめてのアウトドア
■日本交通公社出版事業局
■CANBOOKS 128p
■初版 1994年5月
■定価 1000円+税
自然を大切にするということは、保護規制して入山を禁止したり、野花を摘むな、魚を獲るな、ということではない。野山でいかに楽しく遊び、自然を知ることが第一歩なのだ。摘んでいい花、食べていい魚、その見分けをつけることが、自然という大きな学校で学ぶことなのだ。
7 西部劇
完全保存版
西部劇を読む事典
■天夢人
■並製 368p
■初版 2019年10月
■定価 1800円+税
ジョン・ウエイン、ゲイリー・クーパー、アラン・ラッド……、スクリーンのヒーローは、いつだって少年たちの憧れだった。誇り高き西部の男たちはどこから来て、どこへ去っていったのか。戦後の日本人を魅了した西部劇を素材に、アメリカの開拓時代の息吹を読み解く。とっておきの西部劇100選や懐かしのA級、B級スター、西部劇用語集も収録。(NHK生活人新書 2003年発行の復刻加筆版)
若い頃、映画といえば西部劇のことだった。西部劇を見て育った世代には懐かしい、豊かな本。あの頃の興奮を思い出す。西部劇を知らない若い世代には、新しい、多くの発見があるだろう。(川本三郎・評論家)
西部劇を極める事典
■天夢人
■並製 368p
■初版 2018年10月
■定価 1800円+税
西部劇は永遠だ。カウボーイ流の民主主義こそが、アメリカの原点。本書を読めば、トランプのアメリカが見えてくる! 大好評の「西部劇を読む事典」の続編。「ジョン・フォードから学んだこと」「クリント・イーストウッド物語」「西部劇10大事件」など。
西部劇を見て男を学んだ
■祥伝社
■新書 244p
■初版 2006年3月
■定価 760円+税
西部の男たちはカッコよかった。悪と戦う勇気があり、孤独があり、荒野をゆく姿には哀愁が漂っていた。男たちはいずれも無口で、事件を解決すると、さりげなく黙って荒野に去るのであった。団塊世代の少年たちはそこから大人のダンディズム、男の美学を学んだのであった。