Recommended Travel Books Vol.7
第7回 旅の良書





(順不同)

テヘランのすてきな女
金井真紀(晶文社)
第10回「斎藤茂太 旅の文学賞」最終候補作

インド工科大学マミ先生の ノープロブレムじゃないインド体験記
山田真美(笠間書院)
第10回「斎藤茂太 旅の文学賞」最終候補作

貨物列車で行こう!
長田昭二(文藝春秋)
貨物鉄道に魅せられた著者が、全国の貨物路線や貨物駅を実際に訪ね、添乗体験も交えてレポート。貨物列車に乗らなくては見ることのできない貴重な場面が満載。

馬の惑星
星野博美(集英社)
モンゴル、アンダルシア、モロッコ、トルコ。馬にまたがり「馬の地」を旅した著者が、土地の歴史や人々の暮らしをたどった、さすらいの旅の記録。


家から5分の旅館に泊まる
スズキナオ(太田出版)
自分の輪郭が薄れるような時間を求めて、近所の旅館や町を歩き、人や言葉に出会う。今注目すべき書き手が、前向きな言葉に疲れた人に送る、旅のエッセイ集。

ホーボー・インド
蔵前仁一(産業編集センター)
南インドからラダック、西ベンガルまで、インドをぐるりと方々(ほーぼー)歩き回った旅の記録。食をテーマに、美しい各地の写真とともに綴る、旅心を刺激する1冊。

かながわ鉄道廃線紀行
森川天喜(神奈川新聞社)
かつて鉄道少年たちの胸を躍らせ、時代の波とともに消え去った神奈川の鉄路。その11の廃線跡を訪ね歩く。ニュースサイトの好評連載を書籍化した1冊。

旅と食卓
河村季里(角川春樹事務所)
最高の美食に酔い、画家ゆかりの地を訪ねる、パリと南仏のレンタカーひとり旅。五感で旅を味わい尽くし、記憶を呼び起こし、生と死を思案する旅のエッセイ。

ヘタレ人類学者、沙漠をゆく
小西公大(大和書房)
インドの砂漠に通い続けて約30年。アウト・カーストの人々との交流を通じて脱・二項対立の生き方を見つけた、自称ヘタレの人類学者である筆者のフィールドワークの記録。