<2009年 Jan.~ Jun.>

 エアレースを舞台に、ユニークな漫画を描いている松田未来さんのプライベート・ブック『UNLIMITED WINGS Fast Pack 1』に、『世界記録の夏 彼らと、僕はそこにいた』を寄稿。1979年8月に行われたプロペラ機の世界速度記録樹立に、日本人としてただ一人立ち会った僕のドキュメント。昨年、松田さんの『UW2-3 絶対記録大戦』のために書き下ろしたものだが、編集のミスなどがあったので、一部加筆し、レイアウト、写真も一新して再録したもの。

日本のエネルギー政策の柱の一つである、核燃料サイクルの重要性を訴える本『六ヶ所が目指すこと エネルギーの羅針盤』(フォーラム・エネルギーを考える編、生産性出版刊)に、各界の有識者とともに、一言メッセージを掲載。青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場が、これからの原子力政策のキーになる。
 書評も執筆した。北海道新聞、中日新聞など地方紙に掲載されたマシュー・ブレジンスキー著『レッドムーン・ショック』の書評。アメリカのジャーナストが描いた、「スプートニク」に始まる米ソの熾烈な宇宙開発競争のドキュメント。
 新聞へのコメントでは、USエアウェイズのA320がハドソン川に緊急着水に成功した、あの「ハドソン川の奇跡」について読売新聞など各紙に(1/16)。

『六ヶ所が目指すこと』表紙

STAGE  Lecture, Symposium

 講演会は、「宇宙から考える地球温暖化と私たちの暮らし」をテーマに、秋田県総合教育センター(2/17)、岐阜市役所(2/19)で(内外情勢調査会・主催)。「宇宙から考える地球温暖化と私たちの暮らし」の講演では、昨年からテキストを配布している(ETTフォーラム・エネルギーを考える・発行)が、今年は改訂08/09年版を配布。また昨年、松山市、兵庫県三田市で開催した講演会の内容が、「リビングまつやま」(1/10号)、「リビング宝塚・三田・川西」(1/31号)両紙に、今年になって採録された。
「国産旅客機は復活できるか」をテーマに、東東京シートメタル工業会の総会で記念講演(5/21)。シンポジウム関係では、原子力委員会の「市民参加懇談会in鹿児島」で、座長を務めた(2/15)。日本原子力研究開発機構の「知識マネジメントシステム意見交換会」では、パネルディスカッションのパネリスト(7/1)。

TV & Radio

 NASAのSCA(シャトル・キャリア・エアクラフト)について、テレビ朝日「クイズ雑学王」で解説。日本テレビ「スッキリ!!」で、日航ジャンボ機のエンジンが、カーゴコンテナ吸い込んだ事故にコメント。JFMラジオ「ネクストワン」で、旅客機のトラブルについて解説。出演している北海道電力の広報TVCMのオンエアは、北海道の民放各局で継続中。原子力発電の重要さ、プルサーマルの必要性などを解説する3タイプがオンエア中。

<2009年 Jul.~Dec.>

WRITING BOOKS & Articles

著書

『飛行機をめぐる冒険』
(ポプラ社 1500円+税)

航空界の取材40年の間に体験した、新旧の飛行機と、それを取り巻く人々との出会いにまつわる、冒険的な5つのストーリーをまとめた、エッセイ風ノンフィクション。
「僕がイーグルになった日」「世界記録の夏」「アウトロー・トレイルの空」「惜別のダート・サウンド」「フライト・デッキの驚異」の5章で構成。いずれも僕にとっては、今も記憶の中で鮮烈な印象の出会いであり体験だ。

監修

『イラスト図解 飛行機』
(日東書院 1500円+税)

日東書院のイラスト図解シリーズの『飛行機』を監修。旅客機ができるまで、空を飛ぶ仕組み、構造とメカニズム、空港の設備と役割など、旅客機のすべてをイラスト、写真と解説で紹介。子供から大人までが楽しめる「見て分かる!読んで納得!」の1冊。

執筆

『現代用語の基礎知識2010』
(自由国民社 2838円+税)

08年、09年版に続いて『現代用語の基礎知識』2010年版も執筆。今回はワイド特集<今日の論点>に「25%削減と国内排出量取引制度」、ジャンル別用語の解説で「エネルギー・資源」の項を執筆。用語解説は、今年も神津カンナさんとの共同執筆。
日経BPネット(Nikkei BP net)の時評コラム・ニュース解説に、「九電プルサーマル発電を開始」を執筆(ネットへのアップロードは12月9日)。

STAGE  Lecture, Symposium

講演会は、今期も「宇宙から考える地球温暖化と私たちの暮らし」をテーマに、柏崎市(7/22)、金沢市(8/23、いしかわ環境フェア・主催)、大阪市(9/3、女性職能集団WARP-LEE NET・主催)、安城市役所(9/30、時事通信社・主催)、青森県五戸町(10/15、青森県庁・主催)、青森県南部町(11/28、時事通信社・主催)、福島市(12/15、エネルギー・環境政策研究会・主催)で実施。
シンポジウム関連では、日本原子力研究開発機構の「知識マネジメントシステム意見交換会」で、パネルディスカッションのパネリストを務めた(7/1、東京都)。そのほか新聞採録のための対談「温暖化対策中期目標の検証」を、茅陽一先生(地球環境産業技術研究機構副理事長)と行なった(7/15、電気新聞掲載)。

TV

日本テレビの「バンキシャ!」(10/18OA)で、建設中の羽田空港D滑走路から羽田空港のハブ化についてコメント。テレビ朝日「スーパーモーニング」(11/16OA)で、日本航空再建問題に関連して、JALの栄光と挫折を解説。再建のためには、自主再建ではなく法的処理(倒産を含む)が望ましいと発言。約2か月後に、それは現実になった。テレビ朝日「クイズ雑学王」(12/16OA)で、エアバスA320が不時着水したハドソン川の奇跡について解説。北海道電力の広報TVCMのオンエアは、北海道の民放各局で継続中。

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